【子育てしやすい国ランキング2023】1位はスウェーデン!日本は何位?

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2023年、日本では首相が「異次元の子育て支援」の方針を明言したり「こども家庭庁」が発足されたりと、子育て関連のニュースが沢山ありましたね。
それでは、日本は世界基準でどれくらい子育てしやすい国なのでしょうか?

アメリカの調査機関US NEWSがまとめたレポート「Best Countries for Rasing Kids」(子育てしやすい国ランキング)の2023年最新版を、本記事にて紹介してまいります!

※本記事の参照元:US NEWS

この調査は、世界中の様々な属性をもつ17,000人以上から集計した評価をまとめたもの。2023年で8年目。(評価設計は公式HP参照)

子育てしやすい国ランキング2023

「子育てしやすい国ランキング」は、回答者たちが各カテゴリーに関して自国をどのように捉えたかで評価されています。
※カテゴリー:①人権への配慮、②家族への優しさ、③男女平等の環境、④幸福度、⑤収入の平等、⑥治安、⑦公教育の充実、⑧公衆衛生の充実
※ランキング参加国は87か国

ランキング上位及び日本の順位は以下の通りです。

子育てしやすい国ランキング2023(1位~10位、日本)
  • 1位:スウェーデン   (↑昨年3位)
  • 2位:ノルウェー    (→昨年2位)
  • 3位:フィンランド   (↑昨年4位)
  • 4位:デンマーク    (↓昨年1位)
  • 5位:オランダ     (↑昨年7位)
  • 6位:スイス      (→昨年6位)
  • 7位:カナダ      (↓昨年5位)
  • 8位:オーストラリア  (↑昨年9位)
  • 9位:ニュージーランド(↓昨年8位)
  • 10位:オーストリア  (↑昨年11位)
     ・
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  • 20位:日本      (→昨年20位)

上位は北欧諸国に多く、構成している国々は昨年からほとんど変化ありません。
日本は87か国中20位ということで半分よりは上に位置しているものの、残念ながら上位国ではありません。

ランキング20位の日本を分析

日本の評価ポイント

日本の子育てに関する各カテゴリー評価は以下の通り(100点満点)

①人権への配慮35.1点  (昨年34.0点)

②家族への優しさ52.9点 (昨年38.9点)

③男女平等の環境9.1  (昨年8.5点)

④幸福度34.0点     (昨年30.4点)

⑤収入の平等26.0   (昨年28.1点)

⑥治安71.3      (昨年71.9点)

⑦公教育の充実86.3  (昨年80.1点)

⑧公衆衛生の充実63.3点 (昨年63.3点)

日本の評価を分析

顕著にポイントが低いのは「③男女平等の環境」、次に低いのが「⑤収入の平等」でした。
男女平等については、女性の社会進出の遅れが賃金や出世の格差など度々議論になっており、私自身も肌感覚として同意です。

一方、高ポイントを獲得したのは「⑦公教育の充実」「⑥治安」です。
義務教育のおかげで高い識字率を誇っていますし、警察の尽力のおかげで治安は維持されており、これも納得の結果です。

※子育てに限らない総合評価では87か国中6位と高い評価でした

ランキング1位のスウェーデンを分析

スウェーデンの評価ポイント

スウェーデンの子育てに関する各カテゴリー評価は以下の通り(100点満点)

①人権への配慮99.4点  (昨年97.2点)

②家族への優しさ98.8点 (昨年93.8点)

③男女平等の環境93.7点 (昨年95.0点)

④幸福度90.7点     (昨年82.7点)

⑤収入の平等98.2点   (昨年97.3点)

⑥治安96.8点      (昨年97.4点)

⑦公教育の充実100.0  (昨年94.6点)

⑧公衆衛生の充実100.0 (昨年100.0点)

スウェーデンの評価を分析

8カテゴリーのうち、90点台6つ、100点台2つとすべての項目が高評価となっています。

低評価の項目が1つも無いことが大変すばらしいですね。
昨年は唯一80点台だった「④幸福度」も、8ポイント上昇して90点台に到達しています。

※子育てに限らない総合評価でも87か国中3位と、高い評価です。

スウェーデンの子育て支援策

スウェーデンの子育て支援策をご紹介いたします!

✔ 育児休業
子どもが誕生した場合、親は480日間の育児休業の権利が与えられます。
(ひとり親の場合は480日すべて、ふたり親の場合それぞれに240日ずつ)

条件はありますが、育休中は休職前収入の80%の給付金が受け取れます。

統計によるとスウェーデンの父親は、育休期間の平均30%を取得しています。
つまり、240日の育休権利がある場合 平均で72日程度取得されていることになります。

スウェーデンは 1974 年に、男女別の産休を育児休暇に置き換えた世界初の国です

✔ 児童手当

子供が16歳になるまで、児童手当として1人あたり月1,250SEK(2023年レートで17,000円相当)給付されます。
子供が増えるごとに給付額の加算があります。

子供の数給付金総額多子加算
1,250SEK
2,650SEK+150
4,480SEK+730
6,740SEK+1,740
9,240SEK+2,990
11,740SEK+4,240

高校に通っている場合は、16歳を超えてからも学生補助金として月1,250SEKが給付されます。

✔ 保育・教育
スウェーデンの子供は5歳まで保育園に通うことができます。
保育料が手頃なため、ほとんどの親が育児休暇後に仕事復帰することを選択しています。

義務教育(9年)、高校(3年)、大学はすべて授業料無償です。

✔ 医療

出産にかかる費用は基本的に無料で、18歳未満の子供にかかる医療費も無料です。

国として積極的に子育てをサポートする姿勢が伺えますね♪

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▼参考リンク▼
子どもの国際学力調査 日本は順位上昇 世界トップレベルに
【2023年最新】世界平和度指数ランキング発表 世界でもっとも平和な国は?
Work–life balance in Sweden(スウェーデンのワークライフバランス)
Föräldrapenning(育児手当)
Barnbidrag och flerbarnstillägg(児童手当および多子児童手当)
北欧の教育大国・スウェーデンの今

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